彩りの夏

弾け飛ぶ 水飛沫
コバルトの 空を反射して
このときめき 彩る夏が来る

微熱があるのと 逃げたのに
無理矢理プールに 落っことす
そんな乱暴なところもね
…たぶん嫌いじゃない

クラスメイトは 誰も知らない
教室じゃ目を わざと合わさず
二人静かに育てた 恋だから

情熱や 途惑いで
胸の中 張り裂けそうでも
このせつなさ 信じてみせたいの

“誰かを 愛してしまう時
心が 旅をしてるんだ”と
詩集(ほん)に書かれていた言葉
…思い出し頷く

ほら太陽が 悪戯してる
笑ってる間に 西へ傾き
あなたの影に私は 溶けてゆく

ごめんね…眩しすぎるかな?
真っ白な未来で 真っ白なハートが
輝きながらあなたを 待ってるわ

弾け飛ぶ 水飛沫
コバルトの 空を反射して
このときめき 彩る夏が来る

情熱や 途惑いで
胸の中 張り裂けそうでも
このせつなさ 信じてみせたいの
このときめき 信じてあげたいの
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