狂騒輪舞曲

息を潜めて 街の狂乱に紛れる…悪党
鈍い知恵の実 錬金の術に群がる…悪趣味

嘯く甘い謎の声に 酔い潰れ見落とした
褪せた智慧に 冷めた 仮面が語りかける

浪漫の欠片 胸に打ち付け 影から闇へ走り抜けてく
賢者の木の実 哀れ朽ちても 幕をこの手で引き下ろすまで
あざ笑う瞳を 刻み込ませて 眩暈のする物語演じよう

嘘の隙間に 真実を隠し嘲る…生き様
浴びた好奇心の 視線のその先現る…何様

虚言に満ちた絵空事に 綺羅星が霞墜ち
消えた浪漫 熱い 言葉に手を取り合う

真理のパズル 噛み締めながら 煌めく街の熱を帯びてく
仮面のプライド 剥がれ落ちても 戯曲この手で止めさせるまで
不適な歌を 刻み込ませて 煩わしいこの踊り続けよう

イカれたリズム 芸術めいて 吠える光に掻き消されてく
爆ぜ散るライト 咲き乱れても 深い闇へと飲み込まれてく
狂騒輪舞曲 踊り奏でて 舞台の淵へ追い詰めていく
真理の賢者 浪漫の仮面 この物語の幕を下ろそう
×