恋の手本

切ない夢に ゆり起こされて
眠れぬ夜が続いても
そこにお前の 寝顔があれば
愛しの日々は過ぎてゆく
ただひとすじに ただひとすじに
恋を重ねた二人だから
振り返ることなど なにもない
見上げる空は 真夏の月夜
こころ浮かれて……
あゝ 離れずにいよう

花は散りゆき 草木は枯れて
空しさばかりがつのっても
そばに寄りそう ぬくもりあれば
愛しの日々は過ぎてゆく
ただひとすじに ただひとすじに
恋をつらぬく二人だから
確かめることなど なにもない
凍てつく風に 真冬の小雪
胸がいたんで……
あゝ 離れずにいよう

ただひとすじに ただひとすじに
恋を重ねた二人だから
振り返ることなど なにもない
見上げる空は 真夏の月夜
こころ浮かれて……
あゝ 離れずにいよう
あゝ 離れずにいよう
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