金のピストル

色んな人が色んな形したモノを 投げつけていました
そのまま正面から受け止めた少年は狭い部屋から
必死に抜け出そうと計画を立て
白い壁に少しずつ穴を開けた

一年経った今でもその穴はまだまだ広がらずに
部屋には嫌な声 散らばって
変わらず少年は右のこぶし一つで
ただ白い壁とひたすら向き合った
真実の空気が吸いたくて

さあ 大きな絵の具持ってさ 作り物の絵なんてさ 
一筆で塗り潰して
そう ニセモノの世界だってさ 退屈な舞台だってさ
そこにある現実なんて

あの日のモノは勢いを止めず 好き勝手暴れていました
それでも少年は壁の穴を少しずつ広げていた
暗く飾られた静かな箱の中 
次第に差し込んできた光や風

今でもたった一つのかぎ希望を離さず握りしめていて
そこには真実が広がって
ぼやけた鏡は今はもうガラクタの中に詰め込んで
ただ広い空へと足を踏み出した
真実の空気が吸いたくて

さあ 金のピストル持ってさ 造り物の画なんてさ
今すぐに打ち破って
そう 不確かな未来だってさ 矛盾したモラルだってさ
目に映る映像なんて

さあ 大きな絵の具持ってさ 作り物の絵なんてさ 
一筆で塗り潰して
そう ニセモノの世界だってさ 退屈な舞台だってさ
そこにある現実なんて

さあ 金のピストル持ってさ 造り物の画なんてさ
今すぐに打ち破って
そう 不確かな未来だってさ 矛盾したモラルだってさ
目に映る映像なんて
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