キ・セ・キ

渋滞のガラス越しに
君を見た気がした
声にならないその叫びは
行く先探してた

ジユウとコドクなんて
おなじものなのかな?
ないものばかり求めながら
失うのかな?

鮮やかな季節が
想い出に溶けたら
むじゃきなあの瞳だけが
この胸を焦がし続ける
もう二度とあの日に戻れない

めぐりめぐる軌跡が
映す君の笑顔が
目には見えない 翼をくれた
それに気づけずに
君とぼくの間隔は
知らず知らず離れた
わがまますぎた 弱さをぼくは
いつの日にか越えてみせる

もう誰も信じないと
ずっと決めつけてた
ひとりでも生きてはいけると
思い込んでた

君といた記憶が
すこしずつ薄れてく
不意に苦しくなる それは
息もできなくなるくらい
それでも歩いてみせるから

めぐりめぐる軌跡が
足りなかったなにかは
この手の中に握りしめてる
痛みのカケラと…
指に触れた感覚が
その寝顔の輪郭が
抱きしめていたあのぬくもりが
揺れる胸をすりぬけてく

めぐりめぐる軌跡が
ヒカル君の涙が
目に映らない 勇気(チカラ)をくれた
だからここにいる
君とぼくの永遠が
伝えているなにかが
すべてをイキルシルシにかえて
いまも胸に輝いてる

また出逢える奇跡が
もしぼくらにあるなら
今度はきっと きっと必ず
君を守り抜いてみせる
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