遠い空

随分と長い間しまっておいた あの写真の中で
嬉しそうに笑いながら僕を見てる あなたを思い出した

もう一度 聴かせてよ 照れながら話した夢を
あの日のように…

あの空に遠く遠く想いだけ消えてった
君の手にそっとそっと触れるだけでよかったのに
僕の中にはまだ輝きはあるけれど
君に流した涙はもうない

強かった君の頬に流れる物が「涙」と分かった時
初めて気づかされた この胸にある痛みを帯びた物に
「約束の日が来たら…」 交わした言葉も
叶わないまま…

あの空に遠く遠く想いだけ飛ばしても
君の手にそっとそっと触れる事も出来ないまま
時は流れてまた六月の雨が降り
全てなくしたこの胸を濡らす

果てしなく遠い道のりをここまで来たけれど
ほんの少しだけでも変われたのだろうか?

あの空に遠く遠く想いだけ消えてった
君の手にそっとそっと触れるだけでよかったのに
僕の中にはまだ輝きはあるけれど
君に流した涙はもうない

あの空に遠く遠く想いだけ飛ばしても
君の手にそっとそっと触れる事も出来ないまま
時は流れてまた六月の雨が降り
全てなくしたこの胸を濡らす

あの空に遠く…
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