ひまわり

ひまわり笑う 夏の日の午後
まん丸ほっぺを ぶらさげて
五才離れた お兄とまるで
そっくりだと みんな笑ったって

海まで五分 菜の花通り
向いのおばちゃんに「行ってきます」
見た目は恐い酒屋のおじちゃん
毎日頭を撫でてくれた

私が生まれた町よ
私を育ててくれたその全ての物に今
ありがとうを言おう

叱られたって舌を出してた
言うこと聞かない私のこと
見捨てなかったあの先生に
おみやげ持って会いにいこう

遊ぶところもなかったけれど
いつでもどこでも笑っていた
仲間もみんな別々の空
心で見上げる満天の星

私が生まれた町よ
私を育ててくれたその全ての物に今
ありがとうを言おう

灰色の空の下で
一人目を閉じる
夕焼けに染まる街に
金色の波の音

私が生まれた町よ
私を育ててくれたその全ての物に今
ありがとうを言おう

私が生まれた町よ
私を育ててくれたその全ての物に今
ありがとうを言おう
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