兄弟仁義

親の血をひく 兄弟よりも
かたい契りの 義兄弟
こんな小さな 盃だけど
男いのちを かけて飲む

義理だ恩だと 並べてみたら
恋の出てくる すきがない
あとはたのむと かけ出す露路に
ふるはあの娘の なみだ雨

俺の目をみろ 何んにもゆうな
男同志の 腹のうち
ひとりぐらいは こうゆう馬鹿が
居なきゃ世間の 目はさめぬ
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