祇園のおんな

柳芽をふく 石畳
花見小路に 灯がともる
髪をおふくに 襟足しろく
心ばかりの おもてなし
京都祇園の おんなは身をこがす

夏は宵山 大文字
惚れた弱みの 夕涼み
もやい恋です かなわぬ願い
涙かくして おもてなし
京都祇園の おんなは深情け

霧にかすんだ 花灯路
いまも面影 また浮かぶ
強く生きなきゃ この花街で
笑顔はんなり おもてなし
京都祇園の おんなは夢を抱く
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