fairy tale

黒いビニール革のギターケース肩にさげて
シャカシャカと街路樹の屋根をくぐる
柔らかく溶け合うアブラナと太陽と
退屈そうだね君の住む田舎町

取り寄せていたツェッペリンの海賊版
ウォークマンとか世紀の大発明
誰もいない教会のベンチに腰掛けて
目を閉じると君はもうロックスター

君の夢は少しは叶ったのかな
目を閉じても騒がしい窓の外
でも大丈夫だよきっとまだあのベンチには
目を細めて夢を見てる君がいる
柔らかく溶け合うアブラナと太陽と
遠い昔のおとぎ話みたいだ
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