雨やどり夢やどり

気だるい肌にシーツをまいて
あなたが消し忘れた煙草くわえる
タイヤを鳴らし車が消えて
早起きの小鳥が歌い始める
泣きたくて泣けなくて
やめたくてやめられない恋よ
年下のわがままは甘くにがい媚薬(びやく)
少年のやさしさが
時折り走る目に魅かれたの
雨やどり夢やどり
もう雨は上がったようね
あなたが来るのは
あの少年(こ)とうまくいかない夜だけみたい

枕をのせた電話が鳴って
あの少年(こ)の溜息が泣いているよう
何も云わない受話器に云うの
ごめんねもう彼を返してあげると
うばいたいうばえない
捨てたくて捨てられない恋よ
でもたぶんさり気(げ)なく身をひくのは私
今度こそ始めましょ
やりかけてはよした荷(に)づくりを
雨やどり夢やどり
許しあい抱き合う頃ね
濡れてる心を
かわかすだけの女は忘れなさい

雨やどり夢やどり
許しあい抱き合う頃ね
濡れてる心を
かわかすだけの女は忘れなさい
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