金曜日の人

私 金曜日の人

ため息が埋めていく
やまない雨の日の午後は
私から かけれない
電話のベルを待つ

誰も知らない 秘密のままの
そんな恋でもいいの

左手 薬指に光る
指輪を外して それから
切なさの海に 投げ込んだ
あなた 金曜日の人

寂しさで埋まってく
あなたの香り残る部屋
次はいつ 会えるの?と
電話のベルを待つ

風に吹かれた 通りすがりの
そんな恋でもいいの

酔う気もないのに ひとり酒
せつなさ つらさを忘れて
どんなに心を 痛めても
私 金曜日の人
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