Reico

人波にもつれる 街の灯に重なり合う
旅先のホテルで まさぐったお前の肌
レイコ 胸にしみるお前が
髪の香り 肌の白さまで

名前さえ聞かずに 通り過ぎりゃ良かったのさ
火遊びは火遊びで 終わらせりゃ良かったのさ
レイコ 罪な寂しさだけが
俺の胸に 穴を開けやがる

街から街へ旅をして 夢を売り
擦り切れちまったこの俺に 唇が
いともたやすく 傷さえ残す

店のドアにもたれて 酒臭い俺の頬に
強がりながら「あばよ」と 頬擦る声が震えていた
レイコ 罪な遊びだったね
後髪を 引かれちまってら

街から街へ旅をして 恋を売り
危な気な綱渡りだと 罵った
お前の純な 心に惚れた
お前の純な 心に惚れた
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