おもてなし

この酷い風もこの世では聴こえない
しらばっくれる女は髪を靡かせ
タバコの煙すり抜け走る
酒は抜ける
軽やかな朝を迎える
足並み 揃わず

今夜混凝土は気性が荒い
足元に注意 誰も助けてはくれない
警官すり抜ける矢印は全て嘘
もっと近くへ 暑い息の届く処で

「あぁ自惚れるな もう オモテ ナシは終わりだ」

美女は汚れても魅力的で衰える事が何より怖い
君も嫌いになるのかい? ツバを吐かれお終い

指示器戻してまだ曲がらず生きたい看板娘サカナの瞳 キラキラ

汚れた世界では悲しい事が当たり前なのでしょう
記憶にない誤番の馨り ツバに変えてお終い

ねぇもうわたしは此処で踊る靴持っていないの
サテンのツヤがイサンをアげる 「もうカエらなきゃ」
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