おもいでの宿

揃(そろ)いゆかたで 蛍観橋(ほたるみばし)で
流れに見たのは つれ添うあのほたる
なんて儚(はか)ない しあわせでしょう
ねえあなた
命あずけた
恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない
ここは湯布院(ゆふいん) おもいでの宿(やど)

別れ偲(しの)んで 辻馬車(つじばしゃ)ひろい
どこかへ隠(かく)れた 面影(おもかげ)さがしてる
うらみましたわ さだめにまけて
ねえあなた
命あずけた
恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない
あなた待(ま)ちます おもいでの宿(やど)

霧(きり)がほどけた あの由布岳(ゆふだけ)に
祈(いの)ればかならず ふたりはまた逢(あ)える
お酒(さけ)いっぽん いただきましょか
ねえあなた
命あずけた
恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない
ここは湯布院(ゆふいん) おもいでの宿(やど)
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