球磨の女

みれん追いかけて 九州の
山あいの湯の町 人吉(ひとよし)へ
熊本から 八代(やつしろ)ぬけて 列車は走る
球磨川沿いを
逢いたさ一途で やって来たけれど
逢えるかな 逢えるかな 球磨の女

うわさ追いかけて 五木(いつき)の里へ
訪ねれば聞こえる 子守唄
球磨の焼酎 造り酒屋で 白壁越しに
君を思えば
やさしい笑顔が 浮かんでくるよ
明日(あした)こそ 逢えるかな 球磨の女

やっと君に逢え 球磨川下り
船のなか寄り添う 影ひとつ
霧の海が 家並みつつみ 朝日に染まる
君のふるさと
人情あつい あさぎりの町
二人なら 幸せに 暮らしてゆける
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