荒野のビート

映画のような三日月だけが 空にはりつき見下ろす
こわれそうな暴力 握りしめた手のひらに
街に吹くのは からっ風だけ
さみしさを連れて 旅にでるのさ

ガラス瓶砕け散って 光がさしこんでる
もう戻れないってことは わかっているよ
その目の色が 焼きついている
信じてる そう口に出して言うのさ

しあわせがほしい いつもそう思うだけ
少しずつ 見えてくる いこうぜ 夜明け前
風のむこうに ひろがっている
いま 踏み出すのさ ビルディングの荒野へと

真夜中の窓をあけて においをたしかめてみる
さむいのはもうそろそろ 終わるって思うよ
蹴っとばしてるビートは いつだって自分のなか
踊りだす 好きなように 落ち葉みたいに

しあわせがほしい いつもそう願うだけ
本当もうそもきっと 出会うのを待ち焦がれてる
しがらみ抜けて まっさらで Yeah
いま 踏み出してよ ビルディングの荒野へと

ふるえている 夜から朝へ ピストルが撃たれる
みじめな気分はもうおしまいにしよう
見えないものが 砕けて はじけて また始まるのさ

しあわせがほしい いつもそう思うだけ
少しずつ 見えてくる いこうぜ 夜明け前
しあわせがほしい ただそれだけなのに
本当もうそもきっと 出会うのを待ち焦がれてる
風のむこうに ひろがっている
いま 踏み出すのさ ビルディングの荒野へと
×