1秒だけの奇蹟

雨上がりのバス停
あなたを探してる
逢いたい たったひとことが
どうして言えずに
時計の針の向こう
見つめた長い夜
戻せない もどかしい時間
置いていかないで

濡れた歩道を急ぐあなたを見つけた
たたんだ傘を少し持て余す仕草に

思わず目を閉じた
誰かがあなたのそばで
笑ってたら 寄り添ってたなら
世界は色をなくすでしょう

このまま季節が巡り
すべてが想い出に
なるから 褪せてしまうなら
要らない 恋なんて

まっすぐな気持ち 信じることができるかな
冷たい雨の止む朝を待てる強さで

ほんの小さなすれ違いがふたりを遠ざけたの
心の声に背いてた

1秒だけの奇蹟
もしも訪れるなら
愛しい名前を呼ぶから
どうかお願い 振り向いて
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