ひとりぼっちのユーエフオー

花は枯れた
どこか優しい色をしてる
でも誰も知らないんだ
みんな知らないんだ

顔を描いた
会えなくなった君の顔を
少し悪い歯並びも
ぼんやり覚えてるんだ

ああ
UFO が見えるから
誰かに知らせなきゃ

ねえ 幾千回 感動した思い出も
ひとりぼっちの妄想だった気がして
また 好きなものを見つけたら
頭は治るかな

星が落ちた
脳に直接 語りかける
あいつの声を信じた
酷く冷めた目つきで

ああ
不幸は癖になるから
はやくころさなくちゃ

ねえ 幾千年 越えてきた遺伝子も
辿り着いたのは狭い病室で
汚れたパジャマを着替えたら
家に帰れるかな

君がいないから
描いてます 絵を描いてます
理解されたいことのすべてが
偽物で困ります

ああ

たくさん悩んで伝えても
病室のカーテンが揺れるだけ
もし 君のことを忘れたら
UFOは消えるかな
幾千回 感動した思い出は
妄想でも忘れられないからね
また 好きなものを見つけたら
あの頃のぼくに戻れるかな
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