マーメイド

かわいい靴に お気に入りのワンピース
地に足付けて生きるのもいいもんね

でも澄んだ目で 見つめられると胸が痛む
「僕には君だけだ」なんて 優しすぎて泣いちゃうじゃない

なんの疑いもなくあなたは ありったけの愛を差し出した
初めて出会えたこの恋を あたしは忘れはしないわ

真夏のある日 優雅に彼とクルージング
突然揺れる船 船内は大騒ぎ

鳴り響くアナウンス 「これより船は沈みます。」
救命胴衣は一つ
「あら大変!!どうしましょ!?」

何の迷いもなくあなたは 救命胴衣を差し出した
その優しさはもういいの あたしは海に飛び込んだ
さよならの言葉は聞かない

あたしはマーメイドだから

魔法が解けて生活は元通り
でも忘れないわ あなたといたあの日々を