夢を語れる相手がいれば

ざわめきのあとの静かさがきらいで
にぎやかな祭に背を向けて来た
孤独が好きなわけじゃない
今より孤独になりたくないだけさ

三年前から深酒はやめにした
その朝悲しい女の顔を見たから
だけど今夜は君と出会えて
久々に飲もうかと思っているよ

夢を語れる相手がいれば
男の心はほぐれるものさ
ム……
ム……

抱きしめただけの名も知らぬ女でも
しあわせにしたいと思ってしまう
そいつはとても重たくて
うぬぼれだけでは出来ないことなのさ

女がきらいな男などいるものか
生身の俺には迷惑過ぎる話さ
そうさこうして君に向って
あれこれ話すのも愛したからさ

夢を語れる相手がいれば
男の心はほぐれるものさ
夢を語れる相手がいれば
男の心はほぐれるものさ
ム……
ム……
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