海峡かもめ

凍えるような 指先を
そっと吐息で 温める
群れをはぐれた かもめが一羽
渚の砂で 淋しそう
あなたに逢いに はるばると
ひとりで来ました 海峡越えて

あなたに二度と 逢うまいと
誓う心も 無駄でした
恋にせつなく 泣いてる胸を
も一度逢って 伝えたい
愛したころの 思い出が
涙ににじむの 燈台灯り

冷たい海に 身を投げて
愛の苦しみ 忘れたい
情けあるなら 恋しいひとに
心の底で 好きですと
波間に叫ぶ この声を
とどけておくれよ 海峡かもめ
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