ぬくもり酒

胸の痛みを 消すために
飲んだお酒の はずなのに
飲めば飲むほど あの人の
腕に抱かれた ぬくもりが
忘れられない 忘れられない
思い出酒場

別れ涙の せいかしら
路地の灯りも うるんでる
泣けば泣くほど あの人の
言葉やさしい ぬくもりを
酒といっしょに 酒といっしょに
飲みほす私

あんな男と 恨んでも
惚れた私が 悪いのね
酔えば酔うほど あの人と
飲んだお酒の ぬくもりが
炎(も)えてせつない 炎えてせつない
裏町酒場
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