惡の華 -佐伯奈々子-

みつめあうのはすこし照れる
明日も待っている
ひとりぼっちはこわいから
約束しよう
鏡あわせの姿 粉々になっていく
まだみぬ本当の姿 創りだすパズルみたいだ
期するときどうして

鋼鉄に咲く華は蜜の味
咲かないで華、惡の蕾を摘む
ひらひらおちる花びらのように
(ひとりにしないで!)
すこしとりみだしてしまいました
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