朱い群青

夕顔咲く
君は歩く遠く
どこかに消えゆく退路は無いんだ
もう正論や理由は萎んでいる
足早な逃したくない日々では
僕等きっと逆さまで
穴ぐらで別れて とび出していく

もう夏至は過ぎ
僕等は解夏の前
君の上まばゆい火花飛ばして
そう聖者が自由を願うように
あなたへの思いは平凡で
変わってしまう事が怖くて
ただ若さを絞って飲み込んでる

偽れない
君の未来を
迷いは照らす
重なって
覆い隠してる
幾千の願いを

始まりを迎えるいつもの様に
願いは思いもしない夜呼んで
すり減らす瞼に刻みつける
甘えたい気持ちはいつもの様に
今なお踏み出せないんじゃ
ただハイウェイに乗り込み転がっていく

偽れない
君の未来を
迷いは照らす
重なって
覆い隠してる
幾千の願いを

寄せ合うサイン
岸辺に沿って
群青に染まる
海岸線
走り出した憂いを
抱きながら

留められないでいた
漏れ落ちるナイト
行き場なくしていたようなんだ
逆らって守りたくて
何も捨てられそうにないんだ
夜の冷気も抱え込んで行けばいいさ

偽れない君の未来を
迷いは照らす
重なって覆い隠してる幾千の願いを

寄せ合うサイン
岸辺に沿って群青が朱く
染め出す空虚も希望も
暴き出して

暴きながら
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