白い月

僕達は涙が枯れないままに 笑ってしまう程に目を腫らした
あの日々が夢のようだ だけど夜明けは未(ま)だ遠く

耐え切れなくて飛び出した それなのにまた

ゆらゆらと溺れて滲む白い月眺めて
ふらふらと彷徨う夜は迷路みたい
君の手に触れて温め合って 何もかも溶かしてさ
一つになれたらな

「まだ大丈夫よ」と誤魔化して ヒビを独りで隠していた
優しい嘘をつけるように出来てないって事
誰よりも知っていたのに 何故僕は

五月雨の中 隣さえぼやけて見えた

けらけらと幼く笑う それさえも憂うよ
くらくらと今でもたまに崩れる
僕の手に触れて温め合って 何もかも壊してさ
一つになれたらな

ゆらゆらと溺れて滲む白い月眺めて
ふらふらと彷徨う夜は迷路みたい
君の手に触れて温め合って 何もかも溶かしてさ
一つになれたらな
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