未だ黄昏が咆吼るなら

深く黒い夜 胸の砂が疼く
身体ごと冷たい床に溶かしたい
流れるシャワーのノイズが
僕を胎児まで引き戻す
何処かへ祈るようにうずくまる

ああ黄昏が今でも僕の中で咆吼(ほえ)ている

いつかは消えてしまう星の上で
僕ら居場所を奪い合うけど 何も変えられずにいる

時計の針のリズムが世界を細切れに切り刻んで
それを痛そうに飲んで泣いた日々

眼を閉じる度 開かれる扉
ヒリヒリと眩しい

涙で濡れた腕で探している
街の光で濁った空の底に沈む優しい星を

狂おしくて 狂いたくて 狂ったふりで 逃げていたのさ
孤高だって孤独だね 気取ったって癒せないね

傷跡を隠さないで生きていける大きな勇気を届けたい
考えるのは後でいい

果てなき道の上で抱いた言葉
「君の世界は、君の中で色を変えてしまえばいい。」

夜明けはすぐそこに
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