サマーレイン

夏も終わりと言うけれど
入道雲は高くまだ手を伸ばしてる
いつもの駅まで呼び出して
雨雲連れて君はやってくる

summer rain
焦げるアスファルト冷ますように降れ
summer rain
僕のことは忘れてもいい

ビニール傘ごしに見る街は
まるで泣いているみたいで
恋なんてしないよ
叶わなくても
少し永遠に触れてたいんだ

明日晴れたらもう君はいない

遠くまでいけたらいいよね、と
口癖のようにいつも君はつぶやいてた
どこへだって行けると言うけれど
返事もしないで窓の外を見てた

summer rain
甘ったれた僕の頭を冷ましてよ
summer rain
雨のせいにして泣けばいいだろう

灰色に染まるこの街は
まるで世界の果てみたいで
もういっそぜんぶ捨ててしまえば
上手くいくはずって夢見てた

明日が来ればまた元通りなんだ
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