酒ごころ

路地の灯りに 情けがともる
泣いているよに ネオンがとける
好きでどうして 別れたと
なんで今さら 愚痴になる
夢を欲しがる 女の酒場
未練がせめる

まわり道して 人目をさけて
飲んだ屋台の しあわせ徳利
すべて許して 結ばれた
恋のさだめが 愛おしい
惚れりゃつらいと 夜風が云った
面影うかぶ

足は千鳥で 心はカモメ
なのに飛べない なみだの酒よ
嘘じゃなかった 夢なのに
いくつ壊れた 壊された
きっともいちど 咲かせてみたい
きれいな花を
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