雨は憶えているでしょう

突然に降り出した雨に驚き
目をあけた猫と顔を見合わせ 窓辺に近寄れば
降り注ぐ 天空の絹糸よ 幾千もの
あの人の優しい 眼差しのように あたりをひたしていく
あなたの声がすれば 心は雨にも踊る
やがて光がさしたわ こんなに暗い部屋にも

風が吹き時が経ち皺くちゃになって
私もいつかさよならをする日がくるの
それでも変わらず 世界は回り こんなふうに雨が降るでしょう
あの人に伝えて もしもまた降る雨が私だったら
その時もまだきっと その雨は憶えているでしょう
あなたを愛したことと こんなに幸せだったこと

あなたの声がすれば 心は雨にも踊る
やがて光がさしたわ こんなに暗い部屋にも
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