花の夜舟

花の夜舟に ひとり揺られて
帰らない日々の 夢を漂う
あの日あなたが 抱き寄せたのは
この肩でした この頬でした

遠く遠く遠くなれ
この胸 焦がす 面影が
いつしか誰のものだったのか
分からなくなるほど

花の夜舟に たゆたい揺られて
つかの間の日々の 歌を彷徨う
今もあなたを 夢に見るとき
心に満ちてくる あの夜の歌

遠く遠く遠くなれ
ふたりで歌った想い出が
いつしか誰のものだったのか
分からなくなるほど

いつしか全て 夢だったのだと
思えてくるほど
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