木村三郎51才

ひとりで呑みたい そんな夜
月に二度や 三度ある
別れに苦労を 置いてきた
おまえを酔うほど おもいだす
木村三郎 五十一才です
とか何とか 云いましたが
人生ふりむく まだまだ年じゃない
…なんてネ

三三九度から 二十年
娘持つのが 夢だった
幸せ一つも やれないで
勝手に家庭を 捨てた俺
木村三郎 五十一才です
とか何とか 云いましたが
人生ふりむく まだまだ年じゃない
…なんてネ

便りがとだえて 春になり
古い便箋 読み返す
病気で寝込んで いるだろか
余計なお世話と 笑うだろ
木村三郎 五十一才です
とか何とか 云いましたが
人生ふりむく まだまだ年じゃない
…なんてネ
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