月花

どこから朝になる?静かな空 見ないふりをした指切り 小指の先
笑われた月なら消えてゆくんだ 昨日の方角へ

嘘つき 臆病者 みんなまとめてぼくなら 咲いていたのは夢の中だ

月の影に隠してた 本当はね泣いてた
涙はもう流れない 枯れてしまったの?
なにもかも許せたら流れるかもしれないけど 守りたいものばかりだな

いつから聞こえてた?ぼくの声 そんなにも震えてた?おかしいかな
歌ってただけだよ ココにいるって 明日の方角へ

思い出 散らかる部屋 足の踏み場もないなら
すべて残してカラダひとつで

暗いドアをこじ開けて終わる旅に出掛けた
回り道で迷っても サヨナラ ココでいい
なにもかも認めたら見つかるかもしれないけど 守れないものばかりだな

空になっていたまま大事にしてたのに
指先で触れたくらいで崩れるから

代わる代わる手にしては握りしめて壊したり
愛のウタに塞いでは怖くなって離したり 繰り返して

月の影に隠してた 本当はね咲いてた
曲がり角で踏みつけて枯れてしまわないで
なにもかも手放してたったヒトツ残るモノを 守れるように祈る夜明け
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