夢旅路

茜さす遠き夢
刻を綴り今宵も照らす
ぬばたまの満月と
たおやかに萌えいずる我が心

朧気に揺らめいた
泡沫の架け橋に
薄紅の陽炎が
儚く寄り添い風を辿る

見据えた瞳で
限りのない道といえど
歩み止めずに
伝えよ秘めた思いを

茜さす遠き夢
刻を紡ぎ今宵彩る
ぬばたまの満月と
たおやかに萌えいずる我が心

星冴ゆる蒼い空
しろたへの波に映し
幾千に散りばめた
輝き導き
胸をはじく

折しも蛍火
祭囃子鳴りはためき
麗しき都
黄金に今染めてゆく

茜さす遠き夢
刻を綴り今宵も照らす
ぬばたまの満月と
たおやかに萌えいずる我が心

茜さす遠き夢
刻を紡ぎ今宵彩る
ぬばたまの満月と
たおやかに萌えいずる我が心

その祈りいみじけれ
枝垂れ桜あながちに咲く
凄艶爛漫慈しみ
天仰ぎ描いてる夢旅路
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