WATER

陽はまた昇り
猛きを覚え
たゆたう地へ注ぐ

あかねにもたれ
僅かに届く
まどろみの隙間へ

今涙が目を覚まし
時を超えて蘇る
あぶり出して重ねても
あの日々には戸惑わずに

さあ 光目掛け走れ
明日がどんなに真実を照らしても
まだ夢に抱かれたまま
眩しい時が来るまで
眩しい時過ぎるまで

見つめるだけじゃ
開かぬ心
その手で解き明かせ

砂埃に目を細め
水が足りない旅でも
気がつけばもう遠くまで
今は遥か彼方にも

そう どこまでも広がる
世界は自分が歩いた分だけ伸びて
振り返る時間よりも
今日の水を探して
この夢が枯れないように

限りのある時の中で
今日を生きる
繰り返して
人は歴史の中で
愛を覚える

さあ 光り目掛け走れ
明日がどんなに真実を照らしても
でもいつかは終わるから 次の旅人の為
渇き癒やせる様に
夢を枯らさない様に
僕の全てを君へ

陽はまた昇り
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