たとえ人魚なら

恋焦がれて
燃え尽きてもかまわない右手に
あなたのものだと印刻んだから
くちづけ幻でも剥がれぬ熱情
嘆き虚空の蒼にああ応え探してる

想うしかできない
幼い秘め事
刺した棘刹那に
闇の雨に打たれて

灰色の絶望
癒せない人魚
風よ聴こえてるか?
胸が裂ける音

花に夢見た乙女毒の蜜飲み
歌う小鳥の羽根が飛び散る

世界の果て追いかけても
届かない愛なら
ひきかえにこの身を剣で貫いて
花びら似せてみても硝子散るばかり
独り切り捨てた名にそう涙光ってる

夜空に桜
時間を止めて
生まれた絆
今咲き乱れる

あなたの淋しさの色が好きだった
波よ見つめてるか?
鼓動呼ぶ嵐

「もしも永遠二人結ばれたなら」
冷たく揺れる願い彷徨う

恋い焦がれて
燃え尽きてもかまわない
右手にあなたのものだと印刻んだから

くちづけ幻でも剥がれぬ熱情
嘆き虚空の蒼にああ応え探してる
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