魔力

忘却れてしまうことに凭れ掛かり
辛さは後回しで遣り過ごしていた
それが普通の人間だと
嘲笑えば良かっただろうに
でも出逢いは舞い降りた
現在のままじゃあ
もういられない
きみを抱きたいしきみに届いていたい
叶える為に変化るべきなら
愛が魔力に
一度の目瞬きも 二人のひとときも
外さない
記憶の芯から
願う自分になった

例えば運命だなんて台詞で拘り
意識して好きになったのも遠避けていた
即ぐに暗示が解けるように
築いた砦は消えて
ただ自然に動いている
現在のままを
受け流せない
夢も話したいし 今日よりも想って欲しい
出来ることを残したなら
悔いは無限大に
此の身は灰になり 心は過去になる
だからこそ
記憶の芯まで
きみが沁みていくんだ

出逢いが合図した
現在のままじゃあ
もういたくない
きみを抱きたいしきみに届いていたい
叶える為に変化るべきなら
愛が魔力に
此の身は灰になり 心は過去になる
崩れない
記憶の芯まで
きみが沁みていくんだ
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