あたらしい友だち

あたらしい鞄と
あたらしい靴で
あたらしい友だち
北の町からやって来た

転校生は静かに笑う
校庭は砂漠ではないさ
気のあう人は目でわかる

見なれない街の
見なれない横顔
あたらしい絵の具で
ギター弾く僕を描いてみて

寂しい夜は僕の部屋に
遊びにおいでよ そうしなよ
君はひとつも悪くない

誕生日にはケーキを囲んで
ロウソクともして
祈りを捧げたよ
君はそうっと吹き消して

あたらしい鞄と
あたらしい靴で
あたらしい友だち
遠くを見てるね
いつかきっと
懐かしい空が君を迎えてくれるだろう
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