あの日の君へ…

最後に君が見せた笑顔 溢れだした涙

時間(とき)を刻む秒針を 追い越す様に
駆け抜けて過ぎ去った 思い出のカケラ

遠くへ行く僕宛に 君がくれた宝物
今も 心(ここ)に ずっと…

あの日 最後に君が見せた笑顔 溢れだした涙
忘れる事はない
だから“ありがとう”の気持ちだけでも そっと届けたいから
不器用な僕なりの歌(ことば)で

瞬間(とき)を止めた教室を 包んだのは
僕が君に贈った 堅香子(かたくり)の香り

どんな時も色あせず 僕を照らす道標
明日も 胸(ここ)に 光る…

あの日 目も見れず届けた言葉じゃ 何にも伝わらない
そんな僕に向けて
君が“ありがとう”と流した涙 ずっとこの心に
虹を描く雨で居てくれる

あの日 ちゃんと笑えずさよならした そんな僕を笑った
その優しさへ今
もっと“ありがとう”の気持ちをのせて そっと届けたいから
不器用な僕なりの歌(ことば)で

“ありがとう”の歌(ことば)を君へ…
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