タワー

陰る空が溢した涙
アスファルトを黒く染める
胸の奥を見透かしているようだ

すべて放り投げ出した夜に
あの電波塔へ登ってた
何が見える?足元には

何も変わらない光の束
それは滲んで見えた

誰も気付かないでしょう
僕が居なくなっても
その色はあまりに美しい

誰も見ちゃいないなら
何をしたっていいでしょう?
空しいほど優しい街の隅っこで

誰も触れることをしないから
そこにあるのを忘れてた
君はそれを揺すり起こすのさ

まるで変われないこんな僕じゃ
何も出来ないけれど

決して忘れないでしょう
君が居なくなっても
その声は今でも響くよ

誰も聴いちゃいなくても
君だけに歌うよ
高くそびえるタワーの上から

誰も気付かないでしょう
僕が居なくなっても
その色はあまりに美しい

誰も見ちゃいないなら
何をしたっていいでしょう?
今はここに居たいよ

決して忘れないでしょう
君が居なくなっても
その声は今でも響くよ

誰も聴いちゃいなくても
君だけに歌うよ

空しいほど優しい街の
高くそびえるタワーの上から
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