女のはぐれ雪

雪が… 頬打つ涙が凍る
いつになったら あんたは帰る
消えた背中が 輪島の朝の
白い吐息に エーエ浮かぶのさ
恋しいねぇ せつないねぇ
わたしゃどんだけ…はぐれ雪

買って…どうなるものでも無いが
胸に抱いてる 夫婦(めおと)のお椀
似てる人なら 見かけたと言う
聞いて後追う エーエ奥能登路
逢いたいねぇ つらいわねぇ
わたしゃどんだけ…はぐれ雲

頬を…つねって夢さえ捨てる
席の隣に あんたがいれば
尽くし足りない この身のどこが
恋路火祭り エーエまぼろしか
遠いわねぇ 哀しいねぇ
わたしゃどんだけ…はぐれ雪
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