ロイヤルミルクティー

フレームの世界で生きている自分のことを
人はみなすごい奴よばわりするが
作り笑顔でいれば失って行くものが必ずある
俺はそんなに強い男じゃない
みんなと同じように不安を感じ怖さを感じる
近くに愛があったとしても
その愛が突然壊れてしまうのではないかと
おびえる夜が何度もある
彼女はロイヤルミルクティーが好きだった
俺にとって何の興味もなかったそれを
俺は好きになった
彼女の安らぎがそこにあり
俺の安らぎも今はそこにある
彼女はロイヤルミルクティーが好きだった
好きだった
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