東京から故郷へ

母さんお変り ないですか
いつも御無沙汰 すみません
いなかの駅で お別れしてから
早いものです 一年目
東京の水にも もう馴れて
若い希望が
胸でこんなに 燃えてます

父さんお加減 どうですか
どうぞお体 お大事に
かならずいつか 家中そろって
日本一周 してみたい
苦しい時でも くじけずに
夢を忘れず
今日も明るく 生きてます

そうそううっかり しましたが
そろそろ兄さんの 御命日
そのうち僕が 兄貴の分まで
きっと孝行 するつもり
それまでしばらく 御辛抱(ごしんぼう)
今度逢うまで
それじゃ元気で さようなら
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