みちづれ

ついてゆきます 陰のように
いつもあなたが 歩くほうへ
今度この世に 生まれてきても
あなたとこうして 生きたい

悲しい時は ほほえみ合って
うれしい時は 涙ぐんで
いのちも夢も ふたりで分けて
おんなじ朝に 死にたい

名もない人に 会って別れ
ぬくもりだけが 胸に残る
うしろ姿は 誰もやさしい
ひとは寂(さび)しい 旅人(たびびと)

春が咲かせた 小さな花が
秋には赤く 実るように
あなたの夢も 実らせたい
せめて私の まごころで
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