プレミアム・ガール

くたびれたシャツを 少し気にしながら
飲み干す横顔 むしろ見とれる角度

平日の君に釘付け…って
取って付けたような 言葉じゃ追いつけないほど
そう 今こうして向き合える瞬間(とき)が 愛しすぎて

「君しか愛せない」
誰にも見せない素顔で頷いて
痛みも 抱(いだ)き合えるなら
僕らの傍に 優しい夜風が吹く

互いの優先順位(プライオリティー) 食い違うたびに
気が滅入るほどに 主張し合うふたり

それでも季節は巡るだろう
訝(いぶか)しげな君の 変化に目を見張りながら
そう 微かな言い訳だけで 罪も許し合いながら

想い出に逃げないで
誰より現在(いま)の君が必要な 僕がいるから
不揃いの夢はそのままに
ともに歩みたい その続きの場所へ

“自由ね”と微笑む口元
あぁ たぶん皮肉なんだろうけど そんな君がいじらしい

「君しか愛せない」
はじめて見せる その瞳(め)に射抜かれて
痛みも 抱(いだ)き合えるなら
僕らの傍に 優しい夜風が吹く
ずっと繋がってたいから
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