飛行機雲

誰もわかってくれない
心が酷く痛んだあの日
途切れた飛行機雲が
滲んだ空にうかんでた

本当は少し違っても
いつでも自分を押し殺した
一人きりでもがいてた
あの頃に声が届くなら

大丈夫だよ 不安も悩みも
無駄になんてならないから
焦らないでいいよ
帰り道何度も流した涙が
大人になった私を支えてる

“いつか”なんて先のこと
途方もなく遠く思えた
いつもの道も憂鬱で
やけに長く感じた

壊れそうな気持ちは
思い出したくもなかった
振り返らず遠ざけた
あの頃に声が届くなら

大丈夫 すぐに答えが出なくても
正解が何かなんてわからなくてもいいから
痛み抱いたまま進んでくれたから
がむしゃらに強くなれた私がいる

大丈夫だよ 不安も悩みも
無駄になんてならないから
焦らないでいいよ
帰り道何度も流した涙が
大人になった私を支えてる

大丈夫だよ

今はぼやけた細い雲じゃなくて
晴れ渡る空を見上げ歩いてるよ
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