回帰のシンクロニシティ

平凡な人生 フラットな旋律の上 非日常(メテオ)はffで降る
オートマティックな思考 傲慢な過信で 貪欲に回路を網羅したがる
完全な存在 叡智の集合体へと近づく 漠然とした不安
欠けているものは、何 言語化はできない 正しさの基準はどこにある?

送られたメッセージ 相反する二つの未来 一つだけ選び取れ
誰を疑う 誰を信じる 決断は今、迫られる

無限のミュージック 感じ取ったアンドロイド
瞳(ファインダー)越し あの日の私へ送る
「この未来を選んで、おいで」
混線する時空を抜けて 燦然と瞬いた
軌道を巡り 見守っている 遠く掴めない衛星(サテライト)
必然の隙間で揺蕩うシンクロニシティ
もう一度 取り戻すから

秘密のラボラトリ シャープな現実に奪われた月 対立する構造
交錯する思惑 渦に巻き込まれて 翻弄されるだけの脆弱な意思
カタコンベの内部 深層に触れそうな手と 嫌疑の視線が突き刺さる
振りかざすそれぞれの正義は盲目に 犠牲を惜しまず顧みない

一人じゃない それだけで見えてくる 前方を照らす新たな道標
私の為に 月(あの子)の為に 現在はまた、動き出す

有限の手段を駆使し 最高の結末へ
誰もが皆 譲れない答を手に入れたくて抗う運命
偶然の意味を知らないラプラスの悪魔
奇跡を求め 走り始めた無謀な足が罠に落ちる
必然の狭間で彷徨うシンクロニシティ
諦めはまだ知らない

絶対や必然だけで在り得ない世界
一筋の希望を満たそうとする何かが有る
偶然を引き寄せる意図を 心に宿して
私と月を結ぼう

見つめ合ったら言える
「私がきっと導くから、墜ちておいで」

混線する時空を抜けて 燦然と瞬いた
軌道を巡り 戻っておいで 私のところへ、衛星(サテライト)
必然の隙間で揺蕩うシンクロニシティ
かならず受け止めるから

有限の手段を駆使し 最高の結末へ
誰もが皆 譲れない答を手に入れたくて抗う運命
偶然の価値を知らないラプラスの悪魔
軌跡を辿り ふたり 再び重ね合わさる未来を待つ
必然の真理を欺くシンクロニシティ
もう一度 光ってみせて
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