アイ

ねぇ ヒトは言葉を持って生まれたのに
使い方のわからない辞書を頭ん中に置きっぱなし
もしかしたら言葉は本音を伝えるには不向きで
肝心なトコで変換出来ないようになっているのかな?

だって僕は君に伝えたい事がたくさんあるんだ
でも考えれば考えるほど使い古したセリフばかり
いくら探してもピッタリの言葉が見つからなくて
いつも君に伝えることどこか諦めている

僕の強がりや建前
その裏に隠した本音と弱音
なぜかすべて見透かしたような君の笑顔
今までたくさんの嘘をついて
その度「本音」を伝える術を忘れて「本音」を忘れていた
次第に過去の「僕」を嫌ってた

君と出会う前の僕と
僕と出会う前の君
過去が今の君を造ったんなら
少しだけ過去を好きになれる

こんなにも こんなにも
心揺れるのは 君がいるが故
こんなにも こんなにも
心叫ぶのは 君を想うが故

他愛ない会話
ささいなケンカ
わかりあえなくて悲しいのは誰よりも君に近付きたいから
僕にないモノを持ってる君だからこそ好きになったんだって
そんなことさえ忘れてしまう幼い僕だけど

君といると笑ってられる
君といると泣いてられる
当たり前の感情
表現出来る相手が僕にはいるよ

こんなにも こんなにも
心揺れるのは 君がいるが故
こんなにも こんなにも
心叫ぶのは 君を想うが故

いつかは一つになるのかな?
君と僕
どちらも欠けてはいけない
そんな存在になれるかな?

僕らは繋がっていることを
ただ何回も確認してみたいだけ
僕らの赤い糸とやらを
目に見えるぐらい染めてほしいだけ

こんなにも こんなにも
愛求めるのは 君がいるが故
こんなにも こんなにも
愛恐れるのは 君を想うが故

こんなにも誰かを想い
こんなにも誰かに想われて
やっと生まれるのかな?
人の為の優しさは

こんなにも誰かを愛し
こんなにも誰かに愛されて
きっと生まれるんだね
愛しい笑顔は

大きな辞書のほんの少しの言葉たち
かっこよくはなれないけれど
こんな風にしか形に出来ないけれど
僕が君を好きな想いが
君にほんの少しでも伝わりますように
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