風やまず

岩手山から のぞめば遥(はる)か
南部盛岡 おれの郷(さと)
裸ひとつで この世に生まれ
夢に向かえば 苦労が荷物
決めた道でも 迷うけど
行(ゆ)けばわかるさ その先は

馬鹿をする時ゃ 死ぬ気でやって
悔いを残さず 歩きたい
丸くなるほど 揉(も)まれた命
意地を捨てずに ここまできたが
惚れていながら つらくする
女房(おまえ)ひとりが 気にかかる

街をうるおす 北上川も
流れ果てない 幾(いく)十里(じゅうり)
腹をくくった 男の値打ち
歩き終れば その時決まる
今日もあしたも この人生
南部おろしの 風やまず
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