またね、ようこそ、ひだまり荘

いつもそこにあった暖かさ
徒歩10秒ぐらいで行ける距離
お腹がすいたら集まってさ
寂しさなんてどっか飛んでっちゃったよね

そんな日々も季節を越えて
また新たな目覚め

「おはよう」「おやすみ」
「また明日遊ぼう」
私より私を知っているみんな
笑顔のなかで咲いた思い出は
丸くて 大きな そんなひだまり

平面も立体も上手くなったよ
やまぶきのこと 詳しくなったし
あの日みんなで撮ったポラロイド
飾らない気まぐれはそのままに

おいしいケーキと小説への想い
語り継いでいくよん

チャイムが鳴るよ
パタパタ足音
私と誰かの キラキラな太陽
卒業と出会い なにか始まるよ
眩しくて 特別 そんなひだまり

鉛筆 削れるたび
わたしはおおきくなったハズ…だよね?
また春が来たね 三年生だね
どうしようか?
のんびりやろう!

「またね」「ありがとう」
「これからよろしく」
変わらないキャンバス
変わってく景色
笑顔のなかで描くスケッチは
丸くて 大きな そんなひだまり
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